メガネの調整についてのお話

メガネは毎日掛けたり外したりします。そのため、気がつかないうちに形が崩れてしまします。特に変形しやすい場所が写真の①、②の部分です。

①はこめかみかの押さえと耳にかかる部分です。ここが使っていくうちに外側に広がっていきます。

②は鼻にのる部分です。ここもよく外側に広がったり、レンズ側につぶれたりします。

どちらのパーツも変形するとメガネがずり落ちてきたり、見え方が変わってきます。そのままかけ続けると、眼精疲労原因や、見え方の低下、さらに近視や遠視などの悪化などにつながる恐れがあります。

 

そもそも、「なぜメガネが変形するか」原因は二つあります。

一つ目は、メガネの各パーツは使う方それぞれの方に合わせて形が変えられるように作られています。顔の形や、耳の位置・高さ、鼻の形などなど、ひとそれぞれに合わせてフィッテイングします。メガネは使う方のオーダーメイドなのです。そのため、力が加わると変形します。(最近は柔軟性のあるチタンなどを使用することで、変形しにくいメガネもありますが、変形はします。変形しない素材のメガネだと、使う方に合わせたオーダーメイドが出来なくなります。)

二つ目は安全の為です。万が一顔面に衝撃が来た場合、メガネが変形することにより、瞳へのケガのリスクを少なくします。ある程度以上の力が加わると変形します。それ以上の力が加わると壊れます。

 

このような理由でメガネは変形するものです。毎日掛けているうちに少しずつ変形します、そこで年に一度のメガネの調整をお勧めします。変形したメガネは放置せず、きちんとフィッテイングされたメガネで毎日視界良好なメガネ生活を送ってください。